三浦半島の剱崎でシュノーケリングは出来るのか?

三浦半島でシュノーケリングで有名なのは、油壷や荒崎海岸あるいは城ケ島などではないでしょうか?しかし筆者には前から気になる場所として三浦半島の剱崎(つるぎさき)がありました。観光としては剱崎灯台が有名です。

ネットで調べてもシュノーケリングの動画は存在するものの、詳しいレビュー記事は一切ありません。しかし剱崎という名前からして、岩場がすごそうな感じもあり、「ひょっとしたらすごいエリア」なのではという期待もあり2015年6月20日に意を決して剱崎に行ってみることにしました。

結論から言うとこのエリアでのシュノーケリングは可能ですが、シュノーケリングには不向きなエリアです。以下の特徴があります。

①外洋が近く危険度が高い。そのため波が強い。
②釣り人が多い、シュノーケリングできるポイントと重なっている。
③そもそもシュノーケリングポイントが少ない

以上の事から、危険度も高い場所のためシュノーケリングはやめておいた方がいいです。またそもそもこのエリアで潜るなら三浦半島には、燈明堂海岸、油壷荒井浜海岸、浜諸磯などの名シュノーケリングポイントがあるので、剱崎には来る必要がありません。

しかしこの場所は、釣りや磯遊びに最適だと筆者は考えます。本日は剱崎のシュノーケリングエリアとして取材してきたので順を追って解説いたします。

剱崎までの行き方

剣崎までは交通の便はあまりよくありませんが、解説していきます。まずは下記の地図をご覧ください。
上の赤い四角が「京急三浦海岸駅」下の四角が「剱崎」です。駅からは5~6キロの距離です。

剣崎までのMAP

電車での行き方

京急線の三浦海岸駅が最寄り駅になります。ここから京急バスがでておりますので、下記写真のように2番線からバスが出ます。1時間に2本から3本程度あるので、シュノーケリングエリアのバスとしてはまずまずの本数です。渋滞がなければ20分程度で剱崎に到着いたします。

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剱崎までのバスからの風景

バスの中からは三浦海岸の風景を見ながら剱崎を目指します。筆者はバスの中からも三浦海岸のシュノーケリングポイントを探っておりました。中には三浦海岸の奥の方には下記写真のようにシュノーケリング可能な岩場もありました。今度チャレンジしたいものです!

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バス停「剱崎」から

バス停「剱崎」を降りて、バスの進む方向にそのまま50メートルも歩くと下記白い「剱崎灯台方面」という小さい看板が出てきます。この看板が出てきたら左の道に入っていきましょう。(この看板手前がたくさん自動販売機がありましたのでそれを目印に)

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しばらくはこんな感じの風景が続きます。

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遠くに剱崎灯台がみえてきました。しかし今回の目的はシュノーケリングなので灯台にはよりません。

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このように二股の道になり、案内もないので困りましたが灯台側という事で右の道を選びます。

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どうやら正解だったようで、剱崎に一つしかないと言われる駐車場がみえます。車の方はここで止めましょう。値段は700円でしたが季節によって駐車料金が変わると思います。

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そこから小屋の左側に抜けた小道を歩くと剱崎に到着します。

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剱崎には多くの釣り人がおりました。また降りた場所を散策しましたが、全くシュノーケリングできそうなポイントはありません。※外洋が近く、波が強くとてもシュノーケリングなどできる場所ではありません。

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磯遊びに最適な剱崎

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タイドプール(潮だまり)が多く、逃げ遅れた魚がたくさんおります。またカニがたくさんいました。磯遊びに子供を連れていくにはいい場所だと思います。ただ岩場が激しいので子供の靴は滑りずらいマリンシューズを用意するとともに、子供には走り回らないように注意が必要です。

下記写真はよーーくみるとカキが大量にいましたので写真アップ!

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シュノーケリングできるポイントを探して

それでも筆者はあきらめず、灯台を背にして右にどんどん進んでいったところ50メートルくらい先にわずかにシュノーケリングできるポイントを発見しました。

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このポイントは、岩場で囲まれており波の影響が受けずらく安全にシュノーケリングを楽しめるポイントです。しかも浅いとこと2メートルを超す深さの岩の間は、竜宮城の入口のようです。ただ安全にできるのはこの20メートル四方のみです。

さっそく着替えて潜ってみました。

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剱崎で見れた魚は?

三浦半島でよく見る魚がいましたが、一度しか潜っていないこともありあまり多くの種類を見かけませんでした。キュウセン、クサフグ、ナベカなどです。そして運よく泳いでいるタコを目撃する事ができました。水クラゲも多く見かけました。クサフグの群れは狭いエリアに密集してました。お腹が大きいクサフグが多く産卵の時期が近いと思います。

クサフグの群れ IMG_1423 IMG_1444

筆者はぐるぐるとこの小さなポイントを1時間程度潜りましたが、ここだけです。これ以上先に行くと

①外洋近くて危ない
②釣り人がいてエリアが重なる

ため、シュノーケリングエリアには適していません。

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そして上がったあとは別ルートで、バス停までいきました。いい点はシュノーケリング最中に人と会う事もなくのんびり潜れたことくらいでしょうか?※裏を返せばそれは危ないということです。不慣れな人はここで潜るのはやめましょう。

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この先を行くと、行の道にあった駐車場にいきます。

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トイレはありますか?

剱崎入口にありました。昔ながらのとりあえずトイレといった感じでした。

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お店はありますか?

まったくありません。コンビニもないので必要なものは三浦海岸駅のスーパーで買いこんでおきましょう。

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最後に

いかがでしたか?今回はシュノーケリングポイントとしてあまりよくない記事になりましたが世の中に情報がなかったため、取材という形の記事になりました。

ただ観光エリアとしては人も少なく、いいエリアだと思います。剱崎でおすすめなのはやはり、釣りと磯遊びです。タイドプールも大きいので、運がよければ大きな魚が逃げ遅れているかもしれません。

この先にも毘沙門というポイントもあるようなので、また近いうちに取材してまいります。

※子供や幼児を連れてのシュノーケリングに十分注意しましょう。そして大人であっても海に絶対の安全はありえません。十分に注意して行動してください。

 

 




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4 件のコメント

  • はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いてます。私は東京に住んでいるので関東近郊のシュノーケル情報としてとても重宝させて頂いております。10年位前から石垣や多良間で素潜りしています。三浦海岸や伊豆もたまに行きます。今回のFBにありました毘沙門海岸ですが、私は2回行った事があります。その時は波が高くてあまりシュノーケルには適してないかなと思いました。人も少ないので磯遊びには良いポイントだと思います。また新しい情報のアップを楽しみにお待ちしております。

    • 石垣さん、コメントありがとうございます!いつもブログを読んでいただき嬉しいです!毘沙門は、厳しいそうですね。。劔﨑と状況が似てますね。それでは後回しにしようかな?

      次の取材は、城ヶ島か観音崎を考えています。両方とも行った事はあるのですが、まだ潜ったことはありません。

      これからも、シュノーケリングファンが喜んでいただけるようなブログを書いていきますね!
      ありがとうございます。何か気になる点あれば、またコメントください!

  • はじめまして。8月末に一色海岸に行くことになりました。目的は海で遊ぶことではなく海辺で美味しいお酒を呑むことなのですが、シュノーケリングが大好きなので海を目の前にして入らないなんてもったいなさすぎると思い、はたして一色海岸で魚は見られるのかと検索したところ、この素敵なブログに出会えました。
    海に着くまでの写真、ワクワクします。細かなアドバイス、丁寧な文章、シンプルなブログのデザイン、肝心のシュノーケリングをとても引き立て、読みながら楽しくなってきました。
    近場で気軽にシュノーケリング、いいですね。参考にさせていただきます。有難うございました。

    • hibaunagiさん、コメントありがとうございます!東京シュノーケリングブログの筆者です。8月末の一色海岸は気持ちいいですよ!海の家もあるのでシャワー、コインロッカーもあって安心です。ただ注意点は8月末はアンドンクラゲがもう出ているころです。高確率で遭遇します。ブログで紹介した場所は当然クラゲネットなどしてないので、おそらくわんさかいますね~なので長袖のラッシュガードあればだいぶ防げます。上下ラッシュガード長袖が理想ですが、パンツの長袖はなかなか販売してないので、インターネットで事前に購入しておけばいいかと思います。また軍手は必須です。コンビニでゴムがついている作業用のタイプで十分ですよ!それでは8月末のシュノーケリングを楽しんでくださいね!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    2011年よりシュノーケリングをはじめる。主に葉山、三浦半島、真鶴、伊豆でシュノーケリングを行っている。世の中にシュノーケリングを身近なアクティビティに感じてもらうためにシュノーケリングメディアとして当ブログを書き始めた。現在は夏には10万人以上が見るメディアとなる。