<2022年6月3日 追記>
読者からの情報で、現在は浜諸磯に柵が設置され入ることができなくなったそうです。ですから浜諸磯でシュノーケリングは不可能と思われます。このブログ記事の情報は7年前の情報なのでご参考程度に。当件で情報あればコメント欄にどうぞ。
浜諸磯はおそらくほとんどの方が聞いた事がない場所だと思います。交通の便は悪く、周辺にお店などはまったくありません。最寄り駅の京急三崎口駅からは、5キロくらいあり、そこに行くためのバスの本数も極めて少ないです。
しかし、その交通の便の悪さの反面、シュノーケリングポイントとしては初級者も上級者も最高に楽しめる極上のポイントです。筆者はこのシュノーケリングポイントは三浦半島でベスト3に入る名シュノーケリングポイントと思います。
その特徴は下記の三点です。
①魚の種類、生物が豊富
②シュノーケリングレベルに合わせて浅い場所、深い場所が楽しめる
③この場所が知られていない(人が少ない)
筆者も初めて潜ったときは、そのポイントとしての上質さにびっくりしました。本日は意外と知られていない極上のシュノーケリングポイントの浜諸磯をご紹介いたします。
浜諸磯の特徴は?
①魚の種類、生物が豊富
筆者がいったのは6月ですが、その魚の種類の豊富さにはびっくりしました。キュウセン、ネンブツダイ、イワシ、メジナ、メバル、アカエイ、クロダイ、カワハギ、タカノハダイやキタマクラ(フグ)など多くの魚がいます。また最近(2018年9月に更新)ですが、ツノダシや珍しいスズメダイなど南方系の魚もチラホラみることができるようです。
しかもここで見たクロダイは40センチもあり、かなりイカツイ顔をしていました。
そしてここはタコです。とにかくタコが多く2時間のシュノーケリングでなんと10匹も確認することができました。
※浜諸磯でタコにスミをかけられた動画
とにかく魚が多く、その多さにびっくりすることになるでしょう。
②シュノーケリングレベルに合わせて浅い場所、深い場所が楽しめる
子供や初級者が楽しめるAポイント、Bポイント
Aポイント
Aポイントは浅く、そしてなによりも安心なのが、岩で囲まれているため安心してシュノーケリングができるポイントです。ネンブツダイやキュウセンが多く生息しており、子供でも十分にシュノーケリングを楽しむ事ができます。
ただ、岩が結構滑りやすいので注意が必要です。水の透明度も高く岩の上からでも魚やタコの生息を確認できるほどです。ただこのエリアには大物の魚がいることはまずありません。
初心者が楽しむのには最適なポイントです。
Bポイント
このポイントまでくれば、見れる魚の種類が一気に増えます。キタマクラやメバルなど、シュノーケリングでお約束の魚ですが、このポイントで出現します。大きい魚も見ることができます。
キタマクラ
メバル
深さは時間帯にもよりますが、1メートルから1メートル50センチくらいなので、そこまで深いわけでもありません。ただ外洋に少し近づき波の影響も出始めるので、注意が必要です。
上級者が楽しめるCポイント
Cポイントは、深さは2メートル以上あり、素潜りができるので、岩の下の生物を観察するのも面白いです。そして何より、クロダイの群れなど、大きい魚の群れも見ることができます。
大きい魚にまじってイワシなどの小さい魚の群れもまじり、その風景はなかなかのものです。
深さ、魚の豊富さなどシュノーケリング上級者にはたまらない場所です。Bポイントからエントリーして岩をぐるっと回ってこのエリアに行くのが面白いでしょう。海岸の岩場と隣接しているので、いつでもシュノーケリングをやめることができるのも安心です。
③この場所が知られていない(人が少ない)
夏の葉山や三浦半島はどこに行っても、人が多いのですがここは比較的知られていないため、人が少ないのが魅力です。そしてなにより交通の便も悪く、ここまで来なくても京急三崎口駅からもっと近い海岸はいくらでもあります。
筆者がもともとこの場所を知ったキッカケは油壷の荒井浜海岸の帰りに、タクシーの運転手に「シュノーケリングポイントを教えてください」と言ったら、浜諸磯がいいと言われてしったくらいです。あまり世間に情報がでていません。
浜諸磯の行き方
浜諸磯は交通の便がよくないですので、車か京急三崎口からタクシーをおすすめします。下記GoogleMAPをみてください。上の赤い四角が京急三崎口駅、下の四角が浜諸磯です。だいたい駅から5キロ程度の場所になります。
電車の方
京急三崎口駅から浜諸磯行きのバスがでておりますが、本数が少なく2時間に1本くらいでしょうか?筆者はタクシーをおすすめします。三崎口から2200円程度でした。
帰りの事も考えて、タクシーのカードをもらっておくか、下記番号に電話してタクシーを呼んでください。
045-841-0015(京急タクシーグループ)
車の方
駐車場は近くに有料であります。カーナビに”浜諸磯”と入力すれば現地までこれるはずです。
磯遊びはできますか?
素潜りしなくても、磯遊びはAポイントを中心にできるので、子供も喜ぶでしょう。そしてこのエリアは浅い場所にも多くのタコがいました。筆者が行ったときは、タコを捕まえたり、アカエイを捕まえているすごい家族ずれがいました!アカエイは猛毒なので、見かけても決して触らないようにしてください!
釣りはできますか?
奥の方に何人か釣り人を目撃しました。おそらくメジナやクロダイなどを狙っているのかもしれませんね。ただ浜諸磯の入口手前に港がありそこで釣りをしている人を目撃しました。そっちで釣りをした方がいいかもしれません。
トイレはありますか?
比較的しっかりしたトイレが海岸から30メートルくらい先にあり便利です。
お店はありますか?
コンビニなどまったくありません。というかこの周辺にそのような店はまったくなく人は多くすんでいるのですが、この周辺の人たちはどこで買い物をしているのか?と疑問に思ってしまうほどでした。
旅館はあります。でぐち荘という旅館でマグロ料理を作ってくれるようです。ここに宿泊してシュノーケリングを楽しんだりするのもいいかもしれませんね。なにより静かな場所ですから、リフレッシュできると思います。
最後に
筆者は三浦半島と葉山のあらゆるシュノーケリングポイントを熟知しておりますが、この場所はベスト3に入るシュノケリングポイントだと考えます。
ただ交通の便が悪いのはいかんともしがたいですが、そのおかげで人がいない事を考えると、それはそれでいいのかもしれません。
皆様もこの記事を読んで、浜諸磯に行っていただければ幸いです。ただし海に絶対の安全はありませんし、またシュノケリング自体が自己責任のスポーツです。まして浜諸磯は人が少ない場所なので何かあっても助けはありません。安全を確保して楽しみましょう。
三浦地元民で主に葉山、佐島、荒崎あたりで潜ってきましたが、確かに魚影が多くいいスポットで特に真ん中の少し沖に所謂『根』みたいなところがあり、スズメダイ、オヤビッチャ、ルリスズメ、サクラダイ、チョウチョウウオ、ソラスズメに遭遇!大変良いスポットで秋が楽しみです!情報ありがとうございます。
諸磯は地元の憩いの場所だから余り荒らさないでね
磯は滑るし私有地も多い事を忘れずに