真鶴半島はとても小さな半島です。そこにはいくつかのシュノーケリングポイントがありますが、そんな中でもシュノーケリング上級者に特にお勧めのポイント、それが真鶴の琴ヶ浜です。
琴ヶ浜はシュノーケリングポイントとしてはかなり広く、そして深いです。みれる魚もかなり豊富です。そしてダイビングショップもあり、シュノーケリングをしにいけば多くのダイバーと会う事になるでしょう。
ダイバーが多いということはシュノーケリングエリアとしてもいい場所であるのは経験から間違いありません。
ただこのエリアは総じて波が強いことが多く、西伊豆などに比べるとコンディションのいい日は多くありません。でもこの場所は岩場は起伏に富んでおり、50センチを超える大物もときどきみる、本当に面白いエリアです。
筆者も関東・伊豆の多くのポイントを潜りましたがベスト5に入るのではないでしょうか?それだけシュノーケリング上級者にはたまらに場所です。しかし一方で初心者にはあまりおすすめしません。それは波や深さからいっても気軽な場所ではないからです。
本日は真鶴の琴ヶ浜を紹介いたします。
真鶴の琴ヶ浜はどこにあるのですか?
真鶴半島は神奈川西部にある半島です。上のオレンジの四角が琴ヶ浜です。下のオレンジの二重線が真鶴駅です。真鶴駅はJR東海道線です。都心からは結構離れており、小田原より先にあります。
真鶴半島の写真
真鶴の琴ヶ浜の行き方
車の方
現地には駐車場も多数あります。現地まではカーナビに琴ヶ浜をセットしていけば迷うこともありません。
電車の方
駅からだいたい3キロくらいのところです。駅からはバスかタクシーで行きましょう。タクシーの場合はちょうど1000円です。
バスの方は3番線でまちます。
二番の奥のバスが三番です。
下記写真をクリックすれば大きくなります。バスは一時間に二本しかありませんが、だいたい電車の時間とのバランスはとれているようです。ケープ真鶴行きにのります。
降りる場所は二か所あります。
「里地」
「山下浜」
の二か所で降りると琴ヶ浜につきます。どちらで降りてもいいのですが、琴ヶ浜には二か所潜る場所があり、海を正面に右手のポイントなら「里地」で、左手なら「山下浜」で降りたほうが便利です。
あとで説明しますが、シュノーケリング上級者がおりるバス停は「山下浜」です。その理由は、絶好のポイントがあるからです。ただしそこまで行くのはかなり深い場所をとおり、沖70メートル先です。シュノーケリング初級者は「里地」で降りたほうがいいかもしれません。
とはいえどちらも近く、あるいて3分くらいで両方の場所に行くことができるのでそこは心配いりません。
◆2019年4月29日追記
追記させていただきます。このブログのタイトルが「上級者」となっていますが、琴ヶ浜には初心者に最高のポイントの「バス停山下浜近くのテトラポット内」のポイントがあります。そういった方も「山下浜」で降りてくださいね。写真は下記のポイントです。
◆初心者に最高のポイント「バス停山下浜近くのポイント」
琴ヶ浜の3つのシュノーケリングポイント
二つと言い切ることもないのですが、わかりやすく説明するために、
海正面にして「右のポイント」と「左のポイント」に分けて説明いたします。下記写真では上が右のポイント、下の四角が左のポイントになります。先ほど説明したバス停も右だと「里地」が近く、左だと「山下浜」が近くなります。
右のポイント
岩場が激しいです。最初は浅いのですが5メートルも沖に行くとすぐに深くなります。この日は波穏やかといえど場所がら少しは波があります。シュノーケリング初心者だと怖いと思います。
浅いエリアにはソラスズメダイなどの熱帯魚がいっぱいいます。
シマハギやクロモンツキ。オヤビッチャも
ここで見る大きい魚はだいたいアイゴです。アイゴがとにかくたくさんいます。アイゴの背びれには毒があります。臆病な魚で手に触れることもないと思いますが、触らないようにしましょう。
カワハギもたくさんいます。
ゴンズイの群れです。成魚のゴンズイの群れなので迫力がありました。
岩場の間にはオヤビッチャ
ダツです。オキサヨリですね。写真ではわかりにくいですが結構大きいサイズでした。ダツは浅いところに結構います。
琴ヶ浜は右のポイントも左のポイントもそんなに見れる魚に差がありません。どちらも深いです。写真は右のポイントですがすでにここで5メートルはあります。琴ヶ浜自体が初めてシュノーケリングするような人に向いている場所とは思えません。自信のない人はここで潜らない方がいいでしょう。
左のポイント
筆者は琴ヶ浜では一度しか潜っていませんが、どうやらダイバーやシュノケラーに人気なのは左のポイントのようです。バスでも山下浜で降りているシュノケラーが多数いました。それには秘密がありました。
左のポイントから沖から70メートルくらいにブイがありますがシュノケラーやダイバーはみんなここを目指して泳いでいます。岸からは望遠でみてもこのポイントに何があるのかわかりまえせんが、筆者もとにかく行ってみることにしました。とはいえ深いところが苦手な筆者。ここまで沖に行くのは相当勇気がいりましたが、がんばりました。
何故かシュノケラーやダイバーが集まる沖のブイ
このようなダイバーを多くみかけるのが左のポイントです。
泳ぐこと3分から5分。やっとブイの近くにシュノケラーが集まる理由がわかりました。実は岩場がいきなり隆起しているポイントなのです。ここまでは何もなく5メートルから7メートルくらいの深さをずーと泳いできます。そうするといきなり下記の写真のような岩場が出現します。
岩場にはソラスズメダイなどの熱帯魚がいっぱいいます。まさにシュノーケリングポイントです!
ベテランと思われるシュノケラーがたくさん泳いでいます。
そしてこの岩場の反対側!ふかーーーーーーーーい!深すぎて底がまったく見えない!まるでドロップオフです。魚がめちゃくちゃ群れで泳いでます。正直筆者はここが怖かったです。
このように左のポイントからはこの人気の岩場に行くことができます。シュノーケリング歴4年の筆者でも怖いと思いました。またここにくるためにはずいぶん深いエリアを泳がないとたどり着けません。
他のシュノケラーをみているとインストラクター付きでグループできていたり、見るからに装備がカッコいい人ばかりでした。繰り返しますが楽しそうだからと言ってシュノーケリング初心者やはじめての人が来るような場所ではありません。
ただ上級者にはたまらない場所ということは写真で伝わったと思います。
3つ目のポイントはバス停山下浜近くの初心者におススメのポイント
この項目は2019年4月29日に追記
先ほども追記事項で紹介しましたが、下記のポイントです。二番目のポイントより、ずっと先のポイントです。ここなら、テトラポットと岩場で囲まれているために波の影響が少なく、シュノーケリング初心者でも安心して潜ることができます。
実は筆者も、このポイントで数多くの珍しい魚と遭遇しているので、ベテランがいっても楽しめるのではないでしょうか?
琴ヶ浜で波が強い日は、反対側の番場浦海岸に行けば波が穏やかなことが多い
※この項目は2019年4月29日に追記
実は、琴ヶ浜の真鶴半島の反対側の番場浦海岸という海岸があります。反対の場所にあるため、琴ヶ浜で波が強い日は、番場浦海岸は波が弱いことが多いのです。※台風などはダメですよ。どっちも。
番場浦海岸については下記の記事をご覧ください。ただし、番場浦海岸はそれこそ上級者が行くべきシュノーケリングポイントなので、琴ヶ浜より危険は多いので、自信のない方はやめておきましょう。
↓↓番場浦海岸の記事↓↓
磯遊びはできますか?
写真のようなタイドプールが複数ありますので、カニや魚がたくさんいるので子供たちが喜びます。
釣りはできますか?
釣り人もたくさんいました。私は50センチ近くのブダイを目撃しました。大物が狙えそうです。
トイレはありますか?
はい綺麗なトイレが設置されております。安心ですね。
お店はありますか?
食事する店やアルコールやジュースなど買える店が複数あります。
最後に
いかがでしたか?この場所は私たちベテランシュノケラーには垂涎の場所であり関東に住んでいるものであれば一度は訪れたい場所です。また深いです。スキンダイビングや素潜りをやられている方にはおすすです。
シュノーケリングブログ読者の情報によると、サンゴがありそこにはクマノミがいるそうなのですが、筆者には場所がわかりませんでした。
もしあなたがシュノーケリングベテランでしたら、波のコンディションのいい時は是非きてみてください。最高の場所であることは筆者が保障します。
行ってきました琴ヶ浜。過去に2度ほどここでシュノーケルはしたことあるのですが、今回は今まで行ったことなかった黄色いブイのポイントまで行ってみました。多少勇気いりましたが、魚が多く、行く価値のあるポイントですね!
透明度や波は時によってかなり差がありますが、魚はやはり多いですね琴ヶ浜は。
これからシュノーケルのシーズンになるのでいろんなところに行くのが楽しみです!
トミーさん、お久しぶりですね!お元気ですか?いつもコメントありがとうございます。最初は、琴ヶ浜のブイに行くの、勇気が入りますよね!僕も怖いですw
ただ、魚はめっちゃいますから、すごい場所ですよね!
ところで、東京シュノーケリングブログは、FaceBookアカウントや、Instagramアカウントで、近況もつぶやいていますので、もしアカウントお持ちでしたら、そこからもコメントいただければ、すぐにお返事しますよ~!お互い海をたのしみましょうね!
こんにちは!毎度ブログの更新楽しみにしています!真鶴はなかなかハイレベルな場所ですね。琴ヶ浜の近くの三ツ石に行ってきましたが、大タイドプールにサンゴイソギンチャクやウメボシイソギンチャクがちらほらあり、熱帯魚もいてなかなかよかったです!まだブイまで行く勇気が無く行ってませんが、琴ヶ浜は大きな魚が多そうで是非行ってみたいです!
モリゾーさん、
現在5記事溜め込んでおり、早く書かないと(汗)
ブイの近く行くのは、結構怖いです。なぜなら深いので透明度悪い日はブイまで何も見えませんから、大変ですよ!でも行くと楽しいです!琴ヶ浜は本当に豊富な魚種がいます。私は関東で一番じゃないかと思っています(ブログでは芝崎が一番と書いていましたが(汗))
シュノーケル好きな30代男性です。
普段は山派なのですが、この時期は海に浮気してしまいます(笑)
簡単な機材があれば身一つで楽しめるシュノーケリングは、
お手軽かつ奥深くもあり、とても楽しいですよね。
シュノーケルというと関東では南伊豆方面のイメージが強く、
ある程度時間と交通費がかかるレジャーだと思っていました。
しかし電車で日帰りできる範囲で、こんなに素晴らしいスポットがあるのですね!
特にこちらの「琴ヶ浜」にはぜひ行ってみたいと思いました。
このような記録を公開してくださるのは、とてもありがたいです。
私も微力ながら、シュノーケル仲間を増やして行けたらと思っています(^^)
ヒロさん、
コメントありがとうございます。シュノーケリングはお金がかからないアクティビティで、しかも、魚がたくさん見れるので、すごくおススメな趣味だと思ってます!琴ヶ浜は少し遠いですが、伊豆でしか見れないような魚も、結構見れます!Facebookやインスタグラムなどもやってますので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです!そちらは毎月更新しております!
>増やして行けたらと思っています(^^)
増やしていけたらと思っています
ですね。
誤字失礼しました。
初めてコメントさせていただきます。先日知り合った方から、ブログ教えてもらいました。大変参考になります。台風が過ぎたら琴ヶ浜行きたいと思ってます。
takehiroさん、
コメントありがとうございます。返事が遅れてすいません。琴ヶ浜は行かれましたか?私も先月行きましたが、すごい透明度の日に行くことができましたよ!
御蔵島のシーズンが終わってしまい、潜れるところを探していたらこちらのサイトに到着☺️
寒いのは大丈夫なのですが、真鶴は11月.12月も潜れそうですか?
思いっきり返事が遅れてすいません!私は真鶴の琴ヶ浜で11月~1月も潜りましたよ!めちゃくちゃ寒いので厚めのウエットスーツと、上がった時の防寒対策をしっかりした方がよいですね。私は利用したことがありませんが、琴ヶ浜ダイビングセンターがありますので、そこだとお風呂や温水シャワーが使えます。冬は午前中だけだったかな?その辺は電話で聞いてみてくださいね。
8/25(日)行って参りました!
都内から5時出発7:15頃つきました!
ちょうど無料駐車場から一台車が出て行ったのでそこに入り無料でとめられました。向かい側の広い駐車場は1000円のようでした。
blogの紹介ポイント全て潜ったのですが
もう数え切れないほどの多くの魚を見ました!でっかい魚、線みたいに細い魚
夫婦で初めて見るものばかりで水中で見つけるたびワーキャー叫んだり笑ったりシュノーケルしつつで水入りそうで危なかったです笑
毒クラゲは全くいなくてカブトクラゲ大小がいっぱいいましたが刺すようなクラゲではないようで問題なかったです^_^
こちらのブログ本当に参考になります。
前回(初回)の荒井浜も良かったですし大満足です。
次はヒリゾに行きたいゾー!
ジャクソンさん、
琴ヶ浜楽しめたみたいで、嬉しいです!秋にかけて伊豆あたりではカブトクラゲがわらっちゃうくらい大量に出現しますが、こいつは全くの無害なので、ご安心を。コメントみて、私もシュノーケリングしたくなりましたが、2024年8月はまだ一度もいけておらず、台風過ぎた9月に怒涛のように攻めたいです!私は初島を考えてますよ!